○6月3日の朝
あなたはまるで眠ってるみたいで
あなたに触れた時の氷の冷たさが、あなたはもう還らぬことを告げた
半年前に会った時よりも痩せていた
夢で見たあなたみたいだった
もう話せなくなっちゃったなんて嘘みたいだ
1・2年前はあんなに元気だったのに‥
半年前に沖縄へ来た時だって‥あんなに楽しかったのに‥
会えなくなる日がくるなんて‥
昨日、あなたが住んでいた街を歩いた。
思い出があふれて涙が止まらなくなりました。
こんなにもあなたは私にとって
大切な存在だったことを今さらながらに痛感した。
それを伝えることもなく、あなたと急な別れをしなければいけない6月3日の朝
春雨のような雨と喪服と百合の香り
入口にそっと置かれているあなたの靴を手にとる
手探りで無意識に形なきあなたを探す
涙がまた止まらなくなった