☆◇二十歳の頃は
楽しかった
若かった
先が見えない不安もあった
でも、楽しかった
今は先がなんとなく読めてしまって
生きるのが時々辛くなる
30を越したらみんなやっぱり
一度はこうやって私みたいな考えを
抱くのだろうか
若かった頃は一所懸命で苦労なんてへっちゃらで
今は努力する前から諦めてる自分がいて
情熱も若さもみんなどこかへ
置き忘れたみたいだ
空のない夜に思うこと
たわいのない独り言
夜に消えてしまえばいいのに
はやく朝になるのを
じっ、と待つ、気の遠くなるほどの夜の時間
眠れない今宵の月も
今は地球の裏側へ
身を隠している