★初雪
冷たい眼差しはまるでナイフみたいに切り裂かれそうでした
瞳は孤独と憎しみの色
誰かの優しさにそっとふれた時
些細な事が何故かとても幸せな気持ちにさせられて涙がそうになった
上京してから初めて見た初雪
知らないうちにそっと降り注いだあの瞬間と重なる
初雪はまるで純白の羽毛のようでした
風のない天からそっと舞い降りた雪に出会った時
込み上げた想い
君の優しさは初雪でした
私は君を中傷したり憎むことができなくなってしまった
優しさは小さな愛の蕾なんだよ、って教えてくれたから
どうして君はみんなを愛せるの?
孤独で灰色な瞳の奥に隠された君の過去
本当の君はきっと素直で気さくで優しい
たくさん辛かったからたくさん優しさがあるんだね