2009年07月29日

☆現実

華やぐ気持ちをよそに空気は冬みたいにピリピリした


硝子の扉の向こうに春はなくて


私は寂しくなった


マリンブルーの瞳はおもむろに私をチラッと見ただけだった


遠い夢の中で手をつないだ誰かをあなたに重ねて


私は一瞬でも夢が叶う蜜の味に酔いしれたかっただけだった


現実はつまらないものだから

空想は幸せなのかもしれない

現実で得られない欲求を空想で埋めあわせるような

繕った日々の合間のほころびがやけにぽっかりと寂しさを増していく




Posted by Blue Moon☆  at 00:26│Comments(0)
 
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