2009年09月30日

★ある日の夕暮れ








ある日の夕暮れ


昨日のあなたは真紅の薔薇の花束を手に寂しそうだった


長い髪の毛が頬にかかって表情さえもわからず


細い指先で薔薇をちぎるあなたは小さな声でつぶやいた


幼い頃によくした花占い


誰を想って占っていたのかも聞けずに


ただ…ただ…寂しそうな横顔をそっと見つめて切なくなった


それは夢の中の幻だから忘れましょう


朝の霧がたちこめる中で跡形もなく消えた夢

現実の私達は憎みあってる


なのに今日もあなたの眼差しに
声に惑わされそうになる


なぜこんなに狂おしいほどに惹かれるのかナキタクナルほどに煩わしい


まとわりつくあなたを今日も振り切って


雨の音で癒されてる



Posted by Blue Moon☆  at 04:31│Comments(0)
 
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